(これまでの 木暮祐一の「ケータイ開国論」はこちら)先日、中国・北京の石景山遊楽園の話題をニュース番組が取り上げていた。あの、ディズニーもどきやドラえもんもどきなキャラクターで話題になった遊園地である。その後あの遊園地はどうなったのかという報道だったが、目立つ盗作キャラクターは減ったものの、とあるアトラクションではディズニーキャラクターが日本のアニメに取って代わっただけというものもあるのだとか…。日本アニメを盗用した理由について、そのアトラクションの改修を行った業者いわく「インターネットに掲載されていたイラストを元に自分たちで描いたのだからオリジナルだ。なぜ悪いのか?」というコメントが翻訳されていた。まあ中国では著作権への認識はその程度なのだろう。中国には1984年の夏に、北京、天津へ訪問したことがあったが、そのときはまだ近代化の幕開けの時期で、中国の目抜き通りも車線の3分の2は自転車が埋め尽くしていた。国民の服装も、みな人民服、人民帽という時代だった。その後、近年になってからたびたび渡航する機会が増えてきたが、わずか20年で現地の様子は劇的な変化を遂げた。もともと閉鎖的な国家だった下地に、急速な近代化のあおりを受け、国民の知識や認識が追いついて行けてないというのが本当のところだろう。商標や著作権の考え方も、認識を改めるにはまだまだ時間がかかるのではなかかろうか。こうした「常識」への認識というのは恐ろしいもので、日ごろの「当たり前の日常」がすっかり身についていると、何の疑問も持つこともなくなるのだろう...
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